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第1回
固定IP+自宅サーバでDNSサーバ構築にチャレンジ!
でもその前に・・・Doレジの無料DNSサービスを使ってDNSを体験学習!?
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はじめまして!Doレジで営業担当をしている者です。
今回から 『DNSサーバ構築大奮闘記』 を書くことになりました。
最近では、ブロードバンドの普及やPCの低価格化により、自宅でサーバーを構築・運用している人も多いのではないのでしょうか。
今なら自宅に余っているPCさえあれば、Webサーバーを立ち上げるくらいなら意外と簡単にできます。
LinuxとApache等といった組み合わせで簡単にインストールできるため、サーバー業者のDNSサービスを利用するなどして、気軽に運用している方も増えているようです。
これから当連載で構築していくDNSサーバーは、Webサーバーの運用ほど手軽ではない、というのが実情のようで、自宅でDNSサーバーまで運用している方はなかなか見かけません。
固定IPアドレスが必須であるだけでなく、DNSについての理解が必要、且つBINDというソフトの設定もさほど簡単ではない、というのが大きな理由のようです。
そこで今回から約1年がかりで、そのDNSサーバーの構築方法を、“理論よりも実践”で実際にインストール作業を行いながら解説していきたいと思います。
といっても私も未だDNSサーバーの構築なんてしたことありませんから(笑)、当社の技術メンバーの協力を得ながら、なんとか自宅で固定IPを取得してDNSサーバーを構築・運用できるようになるまでのプロセスをご紹介したいと思っています。
用意したもの
さて、それではこれからの長いDNS構築の道のりのために、私が技術メンバーの協力を得て用意したものを記載しておきます。
サーバーマシン |
自宅で余っていたPC (CPU:インテルCeleron700Mhz/メモリ:256MB) |
OS |
Vine Linux (初心者にも優しいとのことで・・・これを選択しました) |
Webサーバー |
Apache |
独自ドメイン |
FSV.JP (Doレジで取得) |
固定IPアドレス |
203.183.220.196 |
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※Vine Linux および Apache は既にインストール済み(Webサーバーとしてのセットアップは終了済み)と
いう前提で進めさせていただきます。
※実際に自宅で運用する場合は、直接外部につなげるのではなく、ブロードバンドルータを経由することが
多いと思いますが、上図では省略しています。
さっそく構築開始!・・・その前に、、DNSとは何か
早速構築作業に・・・といきたいところですが、そもそもDNSとは何か、ということに少しは触れる必要があるかと思います。
DNSとは「Domain Name System」を略したもので、インターネット上のドメイン名とIPアドレスを管理をする機能です。
インターネットやイントラネットなどのネットワークに接続されたコンピュータ一台一台にはIPアドレスとよばれるいわば住所ようなものが割り当てられています。
たとえば、今ご覧いただいているDoレジのホームページを見るのに、DoレジのWebサーバーに割り当てられたIPアドレスを直接打ち込むことはあまりしませんよね。
https://do-reg.jp/ というドメイン名が入ったアドレスを入力しますよね。
このとき入力されたアドレスに含まれるホスト名(do-reg.jp)をIPアドレスに変換してDoレジのWebサーバーを探しているのですが、まさにこの仕組みがDNSなのです。
したがって、これから行うのは、このDNSの役割を果たすDNSサーバーを構築する、ということなのです。
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